【期中手続】

  2.仕訳の転記

   @総勘定元帳

    今まで見てきたように、仕訳の対象となる取引は非常に多岐に渡り、また大量に発生
    するため、仕訳を整理することが必要になってきます。
    取引ごとに一つ一つ作った仕訳を、"勘定科目ごとに"帳簿に集計するのです。
    この帳簿を『総勘定元帳』といいます。

    仕訳から『総勘定元帳』に取引内容を移すことを『転記』といいます。

    では、具体的に見ていきましょう。

    【仕訳】
 10月10日 (借)現金  10,000 (貸)売上  10,000
 10月15日 (借)仕入  20,000 (貸)現金  20,000
 10月20日 (借)現金  5,000 (貸)売上  5,000

                     ↓

                    <転記>

                     ↓

    【総勘定元帳(現金)】

現金

 10月10日 売上 10,000
 10月20日 売上  5,000
 10月15日 仕入 20,000

    【総勘定元帳(仕入)】

仕入

 10月15日 現金 20,000 ____________

    【総勘定元帳(売上)】

売上

 ___________  10月10日 現金 10,000
 10月20日 現金  5,000

    ここで間違えないようにしたいのが、『総勘定元帳には、相手勘定を書く』、という
    ことです。

    また、総勘定元帳は通常毎月作成します。
    企業取引においては、全ての収支が月ごとに完結することはあり得ないので、前月か
    ら繰り越された金額や翌月に繰り越す金額も総勘定元帳に反映する必要があります。

    【総勘定元帳(現金)】

現金

 前月繰越 500,000
 売上   100,000
 仕入   200,000
 次月繰越 400,000
 合計   600,000  合計   600,000

   A伝票

    仕訳は『仕訳帳』という帳簿に書いてから総勘定元帳に転記しますが、仕訳を仕訳帳
    ではなく『伝票』に書く場合もあります。

    『伝票』とは、現金なら現金専用の伝票を使うことで手間を省くために使用します。

    使う伝票の種類により、『3伝票制』と『5伝票制』があります。

    1.『入金伝票』‥ 現金の入金を記録する伝票
    2.『出金伝票』‥ 現金の出金を記録する伝票
    3.『振替伝票』‥ 他の4つ以外の取引を記録する伝票
                            ↓ここまでを使うのが3伝票制
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    4.『仕入伝票』‥ 仕入取引を記録する伝票
    5.『売上伝票』‥ 売上取引を記録する伝票
                            ↓ここまでを使うのが5伝票制
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